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WANGGANY -Didjeridu Unites Us One-
ABORIGINAL MUSIC FROM AUSTRALIA -Unesco Collection Musical Sources
NO DIN009
Artist/Collecter Various Artists
Media Type CD
Area 北東アーネム・ランド、日本
Released Year 2005年
Label Dinkum Music
Total Time 44:26
Price 2,500yen
Related Works
WALUKA DJALU DJALU 2 DILTJIMURRU -Djalu Gurruwiwi-    
ディジュリドゥ(イダキ)奏者の頂点に立つ、長老Djalu Gurruwiwi。 彼をリスペクトする10名の日本人ディジュリドゥ奏者がDjaluとともに創り上げた一枚(WANGGANY)のCD。

- Didjeridu Unites Us One -
Djalu Gurruwiwiはイダキ(北東アーネム・ランドのディジ ュリドゥの名称)奏者として、頂点に立つGalpuクランの長老である。彼をリスペクトする10名の日本人ディジュリドゥ奏者が集結、彼の来日公演を応援する ために日本で初のディジュリドゥ・コンピレーションCD「Wanggany (彼らの言葉で「1」を意味する)」が生まれた。さらにDjalu自らも曲を提供。リスペクトから生まれた奇跡のディ ジュリドゥ・コンピレーションCDである。
-Dinkum Music-


「Wanggany」とはYolngu Matha(北東アーネム・ランドのヨォルングの人々の言葉)で、「One」を意味する言葉です。このCDは2005年7月にひかえたDjalu Gurruwiwiのジャパン・ツアー実現のために作られたCDで、参加アーティストは皆、Djaluをサポートするために無償でCDに参加している。

10名の日本人ディジュリドゥ奏者達はそれぞれ非常に個性があり、様々な演奏スタイルと音楽的指向性による音楽を聞くことができる。元Resonanceのディジュリドゥ奏者Jeremy Cloake(from NZ)のソロ、さらにはDjalu自身のソロ(なんとメドレーで5分収録!)が収録されている。

このCDの売上の一部は、Djalu Gurruwiwiのジャパン・ツアーの支援金になります。皆さんの一人一人のサポートによって「Wanggany(One)」になる。

■ライナーの翻訳と解説
1. 哲J / Marritjina!2. KNOB / A Day in the Life3. SHOZO / What Does Your Ancestor Say?4. 三上 賢治 / 犬神5. 荒井ABO誠 / The Love Song6. TOSHI 小島 / 7th Energy7. Terra-jin / 月読8. HIDE190 C.T.M. / Jerryfish 海月9. NATA / Deep Edition10. GORI / Vital Spark11. JEREMY CLOAKE / Raw(Part 1)12. DJALU GURRUWIWI / Bala(West Wind)
※曲名をクリックするとその曲の解説へ飛びます。

1. 哲J
オーストラリア在住中にディジュリドゥを習い、帰国後、ディジュリドゥ教室の講師および奏者として活動を始める。現在、哲Jという名前で数少ない日本人ディジュリドゥ奏者の一人として演奏活動を展開。森重樹一氏、岩代太郎氏などの
レコーディングに参加。毎年、聖地アーネムランドにて伝統奏法技術の習得に努めている。
代表CD:『アーネムランドの風』、『大地 vol.2』など

HP : http://www.tets-j.com

2. KNOB [ノブ] 天然空洞木無孔笛流初代 (てえげえ)
13歳からダンスを始め芸能界で活動後25歳の時ディジュリドゥと出会い音色と深い精神性に強い衝撃をうける。一方書家小野田雪堂氏に師事し2002年師範となる。北鎌倉の雪堂美術館を拠点に、奈良の天河大辧戝天社ほか全国の社寺でのライブ映画「地球交響曲」上映会での演奏他、独自の表現で活動中。 
代表CD:2001年 マキシシングル『KNOB』を発表。最新アルバムレコーディング 中。

HP : http://www.knob-knob.com/

3. SHOZO
富士山の近くに生まれる。セッション・ミュージシャンとして活動する一方、 1989年よりイダキを始める。1990年より数回にわたり、ノーザンテリトリーを訪問し、北東アーネム・ランドの伝統奏者より基礎を習う。その後、独自のスタイルを確立し、現在はロンドンに在住。ヨーロッパ、マレ ーシア、日本などで演奏活動を行う。

代表CD : 『25 visitors』、『LIVING WITH A GHOST』など

4. 三上賢治 (MI-TA-MA)
ディジリドゥとブズーキ、パーカッション、そしてインドの弦楽器タンプーラ等など。。。Mi-Ta-Maの音楽は聞きなれない音とリズムで時にリズミカルに、時にたおやかに、私たち現代人が見失いがちな感覚を呼び起こします。
HP : http://www.avalonspiral.com

5. 荒井ABO誠
自身のセッションバンドDIDGERIDOO MAGICを中心に活動中。山下洋輔、近藤 等則などジャンルを越えた数多くのミュージシャンと共演している。ライブより厳選した名演を収めたメ ジャーデビューCDが好評。東京高円寺のライブハウスJIROKICHIのオーナー。
代表CD:『ダイチノコトヅテ』、『ディジュリドウー・マジック』(ビクターJVC)

HP : http://www.jirokichi.net/

6. Toshi小島
ディジュリドゥをメインとした、数々の民族楽器の即興演奏と、透明感のある歌声でのギタレレ弾き語りの構成により
「ヒーリング・コンサート」と題して全国的に演奏活動をしている。その癒しの効果は「コンサートというよりサウンド・
セラピーそのものだ」との好評を得るほどである。昨今、その活動はアメ カを中心に海外にも広がりつつある。
代表CD:『ぴりか・れら』('04年6月リリース)、『聖なる風』('04年12月リリース予定

HP : http://www.kirakudo.com

7. Terra-jin (のろし)
琵琶湖の畔、大津にてディジュリドゥと出会う。2002年よりのろしCREWとして演奏活動を開始。その後、オーストラリア、アーネム・ランドにて伝統的なディジュリドゥの吹き 方を習う。現在はディジュリドゥ、口琴、尺八、DUBなどを駆使し活動中。
代表CD : 『春は曙』、『ナツノオモヒデ』 

HP : http://k.excite.co.jp/hp/u/yidakivibes

8. HIDE 190 C.T.M
1962年 海、山、川に囲まれた富山県に生まれる。1980年代後半 ディジュリ ドゥに魅せられオーストラリアへ。日本人のディジュリドゥ奏者の草分けのひとりとなる。原初の音、真のディジ ュリドゥサウンドを求め多くのディジュリドゥ
メーカーやアボリジニの人々のもとに学ぶ。また、治療師としても活動。ヨー ガとディジュリドゥ−のかかわりを追求する。
HP : http://www.geocities.jp/hide190ctm/

9. NATA

現地生活を体験し伝統奏法を学ぶ。ファミリーとして受け入れられ、アボリジニネームを貰う。そこでの自然との関わり合い方などに深く共感し、自らの在り方を模索する中で富士山麓の土で陶器のディジュリドゥを制作。伝統奏法をベースに自分の声となる響きを楽器の持つ新しい可能性と共に追求し続けている。
HP : http://www.nata-web.com

10. GORI

1996年NYのCBGBにてハードコア・バンドNEUROSISのライブで、鉄パイプ・ディ ジュリドゥを見てディジュリドゥを
はじめ、ツイン・ディジュリドゥ+パーカッションのユニットAeOnsを解散後、 2001年から単身オーストラリア
北東アーネム・ランド、Daly River、Belyuenなどを訪れ、現地のマスターに 師事しながら、倍音を模索している。
参加CD:V.A. 『 cocido - organic people gathering - 』(コンピレーションCD)


11. Jeremy Cloake
1992年ディジュの基本を自修後、彼はニュージーランドの様々なジャズ・ロック・バンドと共演を始め、そして、1993年に初めてのレコーディングを行う。演奏技術の向上に伴い、アボリジニの芸術と文化に深い関心を持つようになった彼は、オーストラリアでアボリジニ居住区での体験などを通じて彼らの文化と音楽の理解を深めていく。ニュージランドに戻った彼は、デュオ・ユニット<レゾナンス>を結成、自主制作CD『Organic Dance Didjeridu』が1999年6月にリリースされ好評を得る。その後ジェレミーはソロ奏者として、またイリカラ・アート&クラフト・センターのスタッフとして活動中。また北東アーネムランドのアボリジニのパフォーマー・コーディネーターとしても貢献し、2003年6月にはアボリジニ・パフォーマーのコーディネーターとして来日。2005年のDjalu来日公演でもコーディネーターとして来日予定。
代表CD:『Transformation』

HP : http://www.resonance.co.nz

12. Djalu Gurruwiwi
世界中のディジュリドウ演奏家やコレクター、熱心なファンでDjalu Gurruwiwiの名を知らない者はいない。イダキ(ディジュリドゥ)の最高の作り手として知られる彼のイダキは、そのずば抜けた質の高さで賞賛を集めている。指導者としても知られており、アーネムランドの彼の元には指導を求めて世界中から訪れる者が後を絶たない。
また、毎年行われているガーマ・フェスティバルでは、開催当初からイダキ・マスタークラスの指導を続けている。ドイツ、アメリカ、中東、アジアなど各国にも出向き、イダキの演奏や指導を行っている。グループの中にあって彼は、イダキ・マスターとして、才能あるアーティストとして、儀式のリーダーとして、そして深い知識を持つGalpuの長老として、常に絶大な信頼を寄せられる存在である。
代表CD:『Djalu』、『Djalu 2』、『Waluka』、『Diltjimurru