【熟練した年長のイダキ職人 & 20代の若きイダキ職人】
Ngongu Ganambarrは90年代にはすでに著名なイダキ職人であり、日本・イギリス・アイスランドでの海外公演、現地の儀式の中心人物でもあり、現在56才。Dhapa Ganambarrは2009年にイダキ職人としてのキャリアをスタートし、もっとも精力的にコンスタントにハイクオリティな作品を作り続ける現在48才です。
Guyanya(Mikey) Gurruwiwiは10代前半にはすでにイダキ奏者として儀式で唄の伴奏をしており、現在26才ですがすでにキャリアは10年以上あり若きイダキ・マスターとして名高い。Naninydjirr(Mabo) Munungguritjは18才の時にダーウィンのフットボールチームで活躍するスポーツ選手であり、伝統文化にもコミットしている現在25才です。
長いキャリアにより熟練した古参のイダキ職人NgonguとDhapaによる作品と、20代とはいえキャリア10年以上の若いイダキ職人GuyanyaとNaninydjirrによる作品というジェネレーションを越えた5作品です。NgonguとDhapaに一日の長がありながらも、20〜30年という世代を越えたイダキ職人たちの作る作品に大きな差はなく、5本のイダキがハイクオリティでまぎれもなく痺れる演奏感を内包しています。こういう楽器に触れると、北東アーネム・ランドのヨォルングの人々の間に力強いカルチュアルなパワーが脈々と引き継がれていることを感じます。
【Dhapa Ganambarr】E/F#- ・142.4cm/3.2kg・3.3-3.8cm/8.6-9.6cm
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99,000yen |
大きなマウスピースにオープンでナチュラルな空洞で60-70年代まで聞かれたオールドファッションな特徴とサウンドど真ん中。ゆったり演奏しても苦しくなく、パワフルに演奏でき、スピーディーに鳴らしても音ヤセしない。コンテンポラリー演奏にもフィットしそう。 |
【Guyanya Mikey Gurruwiwi】F/G・138cm/3.5kg・2.5-2.8cm/9.5-9.6cm
コンテンポラリーから伝統奏法までスタイルを選ばない、スムーズでやわらかい振動にファットな音質の「F」。小さいマウスピースだがオープンな空洞なせいか手狭な感じがなく、押しこみが効くパワフルに攻め込めるMandapul(イダキ)です。肉厚なのででクラックの心配も少なそう。 |
【Ngongu Ganambarr】D/F・152.6cm/4.6kg・3.2-3.5cm/8.2-8.8cm
152.6cmとNgonguの作品としては長く、「D」というディープサウンドでありながらとにかく鳴らしやすい。あらゆるテンポの曲をこの1本でカバーできるマルチ対応な落ち着いた演奏感のMandapul(イダキ)。 |
【Naninydjirr Mabo Munungguritj】D#--/G#--・132.8cm/2.9kg・3.2-3.5cm/8.8-9.1cm
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88,000yen |
26才のヨォルングの若者Maboが作るショートサイズのローピッチのMandapul(イダキ)。ダイナミックでパワフルなドローンに、距離の遠いトゥーツが重く分厚く音が大きい。身気ともに十分に満ち満ちた若者ならではのパワー感炸裂なイダキ。 |
【Naninydjirr Mabo Munungguritj】D+/G#- ・134.3cm/3.1kg・3-3.3cm/7.9-8.2cm
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77,000yen |
全体を美しいクロスハッチに彩られた3匹の魚が2面に描かれたショートサイズのディープ・サウンドのMandapul(イダキ)。表面を細かい番手までサンディングされていてマウスピースの作りもきれいで、シェイプ・ペイント共に丁寧で美しい仕上がりです。 |
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